テレビで流される無責任極まりない星占い
「今日も仕事か・・・」憂鬱な気持ちで台所に立つと、妻がテレビのスイッチを入れる。
6時近くになるといつもきまって「占い」の時間だ。
聞きたくも、見たくもないが、自分の星座名が聞こえると、いやがおうでも耳に入ってくる。
「トラブルに巻き込まれる予感です。でも、普段から信用を築いていれば大丈夫。ラッキーアイテムはアポロチョコレート」
なにぃ?仕事をする前からこんなことを言われて、かなり気分が悪い。
事態が悪いほうに転がらないように注意喚起をしてくれているのだと解釈すればいいとか、占い肯定派は言いそうだが、そもそも根拠あって言ってることではないだろう。
しかも、ラッキーアイテムが「アポロチョコ」って、仕事の段取りにも、信用にもまったく無関係だ。
占いが統計学?ちゃんちゃらオカシイ
些細な不注意発言ですぐに炎上する世の中にあって、なぜテレビという影響力の大きなメディアが「占い」なんか流せるのだろう。
占い師たちは、「占いは統計学です」などと言う。
だったら、ビッグデータをコンピュータ処理して、根拠のある発言をしてくれ。
しかし、いくらビッグデータを分析したって、俺の仕事に対する信用とアポロチョコの関係なんて、絶対に導き出せないだろう?
気持ちが休まらない不安な休日
そして、休日の朝。またもやテレビから流れてくる占い。
「急な知らせにうろたえるかもしれません。でも、ちゃんと連絡を密にして対応すれば解決できます。ラッキーアイテムは落ち着いた色のだてメガネです。」
おいおい!いい加減にしやがれっ!!!
一日中、不安な気持ちが続いて、せっかくの休日なのに気持ちが休まらない。
そして、だてメガネなんて持っていないから、よけいに不安になるじゃねーか。
何の根拠もなく人を不安に陥れる「占い」を、俺は断じて許せない。
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