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45歳リストラが始まった!大企業で早期退職急増_今からできる転職の備え

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画像出典/こうまるさんによる写真ACからの写真

今、大企業で早期退職者の募集が盛んに行われています。

聞いて驚くのはその対象年齢が40歳以上あるいは45歳以上と若いことです。

40代といえば子育て真っ最中で、最も安定した就労環境が求められる世代です。

そして不可解なのは、必ずしも業績が悪いわけでもないのに、あるいは業績が絶好調であるにも関わらず、こぞって早期退職者を募集していることです。

その理由を探るとともに、私たち労働者はどういう心構えでこの事態に対応したら良いのか考えてみましょう。

 

2019年の早期・希望退職が急増!

2020年1月15日付けの毎日新聞によると、東京商工リサーチの発表として、2019年に早期・希望退職者を募集したのは35社に上り、その人数(募集または応募数)が1万人を突破(11,351人)したと報じています。

この数字は、2018年の4,126人の約3倍の人数となります。この傾向は、2020年も同様と考えられます。

●40代以降を対象とした早期・希望退職者募集の動き(抜粋)

朝日新聞(2019年12月)
45歳以上

オンキョー(2019年12月)
40歳以上 90人の応募あり。

ジャパンディスプレイ(2019年6月)
40歳以上 国内で1,200人

ファミリーマート(2019年11月)
40歳以上 800人

オンワードホールディングス(2019年12月)
40歳以上 350人

富士通(2018年10月、2019年2月)
45歳以上 2,850人の応募あり

カシオ計算機(2019年1月)
45歳以上の一般社員、50歳以上の管理職 156人の応募あり。

エーザイ(2018年10月)
45歳以上 100人。300人の応募あり。

ノーリツ(2019年11月)
45歳以上 600人

協和キリン(2019年2月、9月)
45歳以上 2月発表分は296人応募あり、9月分は不明。

コカ・コーラボトラーズJHD(2019年2月)
45歳以上 950人の応募あり。

中外製薬(2019年4月)
45歳以上 172人の応募あり。

 

黒字リストラとも言われる

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画像出典/akizouさんによる写真ACからの写真

この大規模リストラともいえる現象について2019年10月9日付け日本経済新聞では、「経営不振の電機やアパレルが多い一方で、業績が好調なうちに人員を適正化し、事業環境の変化に備えようとする企業も多い。」と分析しています。

前述の毎日新聞では「東京五輪後の景気後退への備えや、組織の構造改革が背景にあるとみられる。」としています。

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なぜ45歳以上がターゲットなのか

 

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画像出典/acworksさんによる写真ACからの写真

人員構造の歪みを是正

2019年現在45歳の人は1974年に生まれ。第二次ベビーブーム世代。今の40代後半から50代前半の世代は採用数が多く、他の世代の2~3倍もいる企業もあるなど、人員構造の歪みが生じています。

人材研究所の曽和利光さんは「45歳以上はちょうど団塊ジュニアがいて、人がだぶついている」にも関わらず、「氷河期世代で、マネジメント経験を始めとするビジネス経験を積めなかった」ことが要因にあると指摘する。
引用/キャリコネニュース

ダイヤモンドオンラインの記事の中では、次のように専門家の話を引用しています。

人事コンサルティング会社ベクトルの秋山輝之副社長は、「バブル世代の退出と若手への投資」であると述べています。ダイヤモンドオンライン

新しい時代に対応できる若い人材を

この世代の人数が多いのにも関わらず、年功序列制度が残っているためポストの数が足りなく年齢に応じた活躍ができない人が多く発生しています。このことはモチベーsジョンの低下につながるばかりでなく、給与が高いため企業にとっては負担となります。

一方で、企業は、ITなどの新しい分野に強い若い人材を必要としています。
このようなことから、40~50代が人員削減の格好のターゲットとなっているのです。

景気の減速に備える

各企業では、東京五輪後の景気減退に備えて、人員構造を正常化させておきたいのでしょう。企業の体力(内部留保)があるうちだと、早期退職に良い条件(退職金の上澄み)を提示して、これを促すこともできます。

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好機ととらえて前向きに挑戦せよ

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画像出典/akizouさんによる写真ACからの写真

現在、国は、年金支給開始年齢を70歳に引き延ばすことを検討しています。

45歳でリストラされて、70歳まで働けといっても、いったいどうすれば良いのでしょう。

自分を必要としない会社にしがみついて、定年を迎え、ゼロから仕事を探しますか?

挑戦するなら今です。今から準備するしかありません。


キャリアアップできる人はそれでいい

現在の会社でも十分に能力が評価され、新し分野や別の会社でも活躍したいと考える人は、早期・希望退職者に対する退職金の上乗せなどの好条件を活用して、黙っていてもキャリアアップを検討するでしょう。

しかし、このような人であれば、何も心配しなくても良いのです。この記事だって読んではいないでしょう。

問題なのは、早期退職しないと会社に居づらくなるなど、事実上の退職勧告を突き付けられている人たちです。

 

40代、50代が有利な点とは

40代、50代のプラス面
・コミュニケーション力
・人材育成やマネジメント経験

40代、50代のマイナス面
・経験に固執する(協調性に欠ける、指示に従わない)
・健康・体力に不安がある

いくら経験があるといっても再就職すれば新人です。新人としての謙虚さを持ちながら、経験を生かして意欲的に業務に取り組みチームをまとめられる人材ならば、あなたの「歳の候」は重宝されるはずです。

この良い意味での「歳の候」を持ち合わせているのであれば、次には、アナタが持っているスキルとのマッチングです。


あなたが持っているスキル・知識とは?

現在勤めている会社で不要とされても、アナタのスキルを求めている業界があるかもしれません。

アナタの技術や知識が、今、どの分野で必要とされているのか、どの仕事にどの技術・知識が活用されているのか、徹底的に下調べをする必要があります。

たとえばファイナンシャルプランナーの資格は、住宅・マンション販売の営業で有利に使えるでしょう。

自分の能力がどの仕事で生かせるのか、それを明確にすることで再就職後の自分の姿が見えてきます。

そして、次の3点について、紙に書き起こすなどして明確化できるようになれば、いざ就職活動開始です。

【面接で必要な志望動機】
・転職理由を明確にする
・転職で実現したいことを明確にする
・将来のキャリアプランを明確にする

 

退職を見据えて資格・スキルを取得する

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資格試験を受験する

近年、副業を認める企業が多くなってきています。その裏には、中高年に定年後の備えをすることを勧めながらも、実は早期退職を促すという計算も働いているようです。

悔しいかもしれませんが、そう思われている以上、この条件下で勝負するよりほかありません。

ネット検索すると、「看護師として働きながら、副業でインストラクターを・・

などという記事があったりしますが、モーレツ社員として働いてきた皆さんに、すぐに副業に生かせそうな特技を持ち合わせているのは極めてまれなことではないでしょうか。

そうなれば、次の手を考えましょう。空いている時間に少しずつ準備できるといえば、資格の取得です。

一般論で「就職に有利」なんて語られるような資格をとりあえず・・・というやり方はお勧めしません。

もっと具体的に、求人情報をしらみつぶしに調べていって、本当に求められている資格は何なのか?それは自分に向いているのか?を徹底的に洗い出してからスタートしましょう。

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プログラミング・ドローン操縦など

webのプログラミング言語、つまりHTMLやCCS(スタイルシート)の知識はスクールに通って数か月で取得できるものですが、活用の機会が多いのが特徴です。どの会社もホームページを必要とし、誰もがインターネットを使っている時代だからこそです。

企業等からの受注案件が無くても、自分で収益化するサイトを構築したり、中小企業や団体等のWEB担当兼務として重宝されるでしょう。

また、ドローン操縦など、トレンドにうまく乗り、時代とともに新しい技術を身に着けていくのも良いですね。ドローン操縦は基本的なことは数日でマスターできます。専門のショップで相談すると良いでしょう。

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脱サラニートを目指す

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画像出典/chappyさんによる写真ACからの写真

在職中にインターネットビジネスに挑戦してみる

インターネット時代に特有の、自宅に居ながらにして収入を得る方法があります。

もちろん厳しい世界ですが、きちんと勉強して取り組めば、ある程度のこと(月に数万円程度)は可能です。

リアル世界で起業しようと思ったら、多くの場合まとまった資金が必要になります。

しかし、ネットビジネスなら極端な話、ゼロ円からでもスタートできます。

正しい情報を入手しよう

 ネット検索するとかなり誇張した解説も多くありますが、下記リンクの記事が、端的で分かりやすく、比較的現実を正しく表現していると思います。

ネットビジネスで副業7選。初心者が一番稼ぎやすいのはこれだ!

この解説にもあるように、個人の能力によっては、すぐに成果がでるものではありませんので、最低でも1年くらいは無収入で暮らせるくらいの蓄えは必要です。

なので、会社に在籍中にいろいろと試してみると良いです。

もちろん、その厳しさに打ちのめされる人が大半であることは言うまでもありません。

しかし、一度でも、このジャンルに本気で取り組んだ経験があると、ネットマーケティングの世界がある程度理解できて、様々な方面に応用できるのでは、と思います。

ちなみに、このサイトにも、広告を貼っていますが、現在のところ収入はゼロ円であることを申し添えておきます。

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本・コミック・ミュージック・CD・DVDならセブンネットショッピング

インターネットショッピングで自宅に荷物が届くたびに。

「また余計なもの買って・・・」

奥様や家族からのの猛烈な批判を受けている人はいませんか。

心の中では 「お前だって、無駄なダイエット食品とか、季節ごとに服を買うとか、靴だって何足持ってんだよ!どっちが余計な買い物なんだっ!」

反論したいが、喧嘩するのは、やめておこう。 こっそり、セブンイレブンで受け取ればいいんだ。そうだ、そうだ、そうしよう。