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ハーフパイプの解説がわからない!横文字の技名に大混乱のお茶の間

ハーフパイプの解説がわからないのは、私だけ?

ミラノ・コルティナオリンピックのスノーボードハーフパイプ

選手が空高く舞い上がるたびに、「すごい!」「今の高い!」と家族で大騒ぎ。

しかし・・・解説者が何を言っているのか、さっぱりわかりません。

テンエイティダブルコーク!トゥエルブシックスティ!」

情報量が多すぎて、脳が滑落してしまいます。


横文字は、ときに家庭内コントを生む。

テンエイティ!」
「え?10と80?足すの?」と母。

ダブルコークビッグマック!」と父。
「それセットで。」と子。

「フォーティーン!」
「え?14回も回ったの???」と本気で驚くおばあちゃん。

もはやハーフパイプは、スポーツなのか、お笑い番組なのかわからない。

suzuri.jp


技名が難しい? いっそ日本語にしてみよう

こうなったら、いっそ日本語にしてみようと、調べてみました。

1080(テンエイティ)=「3回転」
1260(トゥエルブシックスティ)=「3回転半」
1440(フォーティーンフォーティ)=「4回転」
コーク=「ななめ回転」
トリプルコーク=「ななめ3回縦まわり」

ハーフパイプの技名は、一応、日本語に置き換えられないこともないことが分かりました。

しかし、もし解説者が叫んだらどうでしょう。
「おおーっ!ななめ三回縦まわりーっ!!」

……まるで町内会の運動会(苦笑)

やはり、この競技の格好良さを演出するためには、日本語を使ってはいけないのです。


横文字がもたらす効能

それでも不思議なことに、私たちは大興奮。

解説の意味は理解していない。回転数も曖昧。コークが何かも怪しい。

それでも、「今のはすごい!」ということだけは、ちゃんと伝わるんですよね。

たぶん私たちは、“言葉の意味”ではなく、“高さ・勢い・滞空時間”を見ています。

そして横文字は、その迫力にスピード感を与える演出装置なのです。

「ななめ三回縦まわり」よりも「トリプルコーク」の方が、明らかに空気が締まることは間違いありません。

「かまぼこ」(笑)・・・横文字の意味が分からなくて頭がパンクしちゃって、「かまぼこって言えよ」と切れちゃう気持ちは、よーく分かります。

しかし、考えてみれば、このような横文字現象は、ハーフパイプに限らないのではないでしょうか。

IT、経済、AI、ビジネス用語。横文字ばかりの世界で、私たちは今日も頷いています。

コンセンサス=合意、ファシリテーター=進行役、エビデンス=根拠、コンプライアンス=法令順守、スキーム=仕組み・・・

完全には理解していないけれど、なんとなく雰囲気で受け取って、理解したような気になります。ビジネスの躍動感が表現できるのです。

ハーフパイプの解説がわからない現象は、ちょっとした社会の縮図なのかもしれません。

suzuri.jp

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