グルグルオンライン

ニッチなテーマで社会を考える

クックパッドでは料理は上達しない?基本を覚えれば自然とレパートリーは増える

f:id:good_nuts:20190713053041j:plain

インターネット上で料理のレシピといえば、なんといっても「クックパッド」が有名ですね。

料理初心者は初級者の方も、便利に「クックパッド」を参照しているのではないでしょうか。

しかし、いつもコレに頼っていると、いつまでたっても料理が上達していない自分に気が付きます。

主婦になってから1年以上たつのに「ぜんぜんレシピが覚えられない」、「基本が身に付かない」と思ったことはありませんか。

料理の初心者や初級者が「クックパッド」に頼ると、混乱が増幅するばかりで、料理が身に付きません。

適当自炊時代も含めて料理歴30年の筆者は、初級者を脱した中級者レベルですが、近年は「クックパッド」を意識的に避けています。混乱してしまうからです。

ましてや、料理初心者や初級者にとって、「クックパッド」を使いすぎることは、実はとても危険なことなのではないかと思っています。

 

スポンサーリンク

 

クックパッドは“悪く言えば”素人アイデアの寄せ集め

クックパッドに寄せられるレシピは、一般のネットユーザー、いってみれば素人が投稿したものがほとんど。

統一性がなく、基本や応用、裏技などがゴッチャになっているのです。それに記載されているレシピの精度がバラバラです。

下ごしらえが省略されていたり、昨日の残りのなんとかを活用・・・だのと個人的な事情が混じっていたりもします。

 

中には「地雷料理」も

さらに、中には「地雷料理」と呼ばれる、“とんでも失敗レシピ”が平然と投稿されていることもあるので注意が必要です。

たしかに、投稿した当人にしてみれば、“成功した”と思っているかもしれませんが、美味しいと思ったのは、その人だけかもしれないのです。

「レシピを投稿したい」というユーザーの動機がどこにあるのかを想像すると、「教則本をコピペしたい」とはあまり考えないわけで、おそらく、その多くは「私はこうしています!」という自分の経験の披露といえるのではないでしょうか。

 

自分が実践できるレシピを探すのが大変

人気のあるレシピは、閲覧ユーザーが付けた「つくれぽ」の数で分かりますが、中には、首をかしげたくなるような失敗作っぽいレシピもあります。

同じ料理でも、人によって使う調味料がまちまちだったり、人によって重視するコツが異なっていたりします。

これらの中から、自分の家庭の状況や自分の技術にマッチしたレシピを見つけることは、初心者や初級者にとって容易ではありません。

本当は基本レシピを見たいのに、検索して出てくるレシピの多くは、代用の調味アイデアだったり、新発見の調理法だったり・・・クックパッドの検索だけで時間を浪費してしまっていることはないでしょうか?

 

クックパッドは中級者・上級者向けと心得るべし

f:id:good_nuts:20190713053251j:plain

ある程度料理の基礎ができている人(中級者・上級者)が、新たなアイデアや新境地を求めて、様々なレシピを参考にするには、「クックパッド」は、とても面白いサイトだと思います。

普通の家庭には置いていない珍しい調味料や食材を使うもの、残り物の代用、時短(時間短縮)を重視したもの、レンジ調理など、中には特殊な場面への対応が、アイデアとして披露されていたりします。

これらのアイデアにヒントを得て、自分の台所の状況や技術に合わせて、工夫していくことは、料理の楽しさを広げることにつながります。

でも、そこで紹介されている仰天アイデアだけを真似しても、そのアイデアが生まれた背景を知らないままでは、「基礎が無いのに工夫好き」な人になってしまい、希に偶然成功することはあっても、多くは「謎の料理」となってしまうのです。

 

このツイートに書かれているように、「この隠し味がポイント!」などと言いながら、実は自己満足程度だったりもします。

レシピに書かれている調味料や食材は、どれが必須でどれが省略しても良いものなのか、初心者・初級者には判別が難しいですね。

それに、料理は、材料と調味料だけで出来るものではありません。中には火加減やタイミングがとても重要になってくる場合もあります。

これらが省略されている場合も多く、料理経験の少ない人が真似しようとしても、失敗してしまう可能性があります。

 

 


プロが教える料理の「基本編」からスタートすべし

料理を上達させるコツは、ジャンルごとに(和食・中華など)プロの人が監修した基本編を実践することが大切です。

「基本」があってこそ「応用」がある

たとえば「ダシの基本」、「基本の醤油ダレ」、「スープの基本」など、スタンダードな味付け等のパターンを覚え、それが身に付いてから、シーンに応じて応用すればよいのです。

筆者の場合、たとえば、

(醤油2 + みりん1 + 砂糖1 + 酒1)のような、醤油ダレの基本比率を覚えて。

これに対して、料理に応じて、ショウガを入れる場合、ニンニクを入れる場合、酢を加える場合、などのように応用していきます。

基本がわかっているからこそ、どうしたら手抜きができるのか、「レンチン」可能なのか、他のもので代用できるのか判別がつくのだと思います。

 

料理の基本が身に着くレシピ集

park.ajinomoto.co.jp

www.kikkoman.co.jp

www.sirogohan.com

スポンサーリンク